【公演レポート】8月25日 沖芸大琉球芸能専攻OB会「もっと知りたい?もっと楽しい!『沖縄の器楽』」
2023年8月25日(金)沖芸大琉球芸能専攻OB会による「もっと知りたい?もっと楽しい!『沖縄の器楽』」が、国立劇場おきなわ 小ホールにて行われました。
沖縄県立芸術大学で琉球芸能を学んだ学生を中心に結成したOB会では、古典作品のみならず、メンバーそれぞれの経験や学んできた地盤を生かした創作作品を数多く生み出し、公演を行ってきました。伝統芸能の継承と発展を主軸に、沖縄の古典芸能を中心とした活動を目指す団体です。
今回の公演では、地謡として舞台を支える器楽にスポットをあてた演目を披露してくださりました。第一部では箏(クトゥー)、胡弓(クーチョー)、笛(ファンソー)、太鼓(テーク)のそれぞれの演奏を、第二部では合奏「光風」「春や春」を披露してくださりました。
それでは、 お客様よりいただいた感想をご紹介します。
✿胡弓がおもしろかったです。あまり主張しないイメージだったのですが、どんどん音が重なっていくと厚みが出て、時にハーモニカのようにも聴こえました。また4名の姿が、ユニットで演奏する女性バイオリニストのようにも見えて素敵でした。
太鼓も3名でも聴きごたえがあり、もう少し聴きたかったです。笛の音の違いも良くわかって、想像以上に幅があると驚きました。箏の音色大好きです。弾いている姿も凛として素敵でした。(浦添市50代女性)
✿箏、胡弓、笛、太鼓それぞれの楽器一つ一つの音を聞く機会がなく、初めてしっかり聞くことができ、とても良かったです。それぞれの音色に癒されました。(宜野湾市60代女性)
✿器楽が主役の演奏会ステキでした。それぞれの楽器の魅力を知ることができました。まるでオーケストラのように一つ一つの音があざやかでした。(南城市20代女性)
✿太鼓もすばらしかった。それぞれの器楽の良さを知ることが大変良かった。合奏がそれぞれの音色が調和し、良さも知った。(那覇市80代女性)
✿古典芸能や組踊だと楽器の一つ一つのの音を聞く機会があまりないので、楽器の構造含め勉強になった。(沖縄市20代女性)
✿器楽演奏を重視した演奏会はあまりなく、器楽は三線を支えるための楽器というイメージが強かったため、ここでの演奏を聞いて、さらに器楽楽器への魅力が増しました。(那覇市10代女性)
✿色々な楽器の特徴を知れてよかった。沖縄楽器の良さを知れた。最後の合奏は良かった!すべて揃うと素敵な音色になっていました。(沖縄市50代女性)
✿合奏では各楽器の聞かせどころがちゃんとあって良かった。三板が聞けたのもよかった。上手でした。皆さん楽しそうに演奏されていて、とても印象がよかった。(恩納村50代女性)
✿沖縄の楽器のすばらしい音を楽しむことができました。大和の能、狂言、歌舞伎で使われる楽器と比べて、沖縄の楽器に共通するすばらしさは「やわらかくしなやか」ということだと思います。(埼玉県60代男性)
お越しいただきました皆様、ありがとうございました。
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