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2022.10.14 Fri

アドバイザリーボードによる総評(第2回公募)と今年度の募集終了について|令和4年度沖縄文化芸術の創造発信支援事業

>>第2回公募採択事業一覧はこちらをご覧ください。
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アドバイザリーボードによる総評

2022年度第2回公募(スタートアップ/個人)の選考と今年度の募集終了について

 沖縄県文化振興会の沖縄アーツカウンシルでは、「沖縄文化芸術の創造発信支援事業」として、沖縄県の多様で豊かな文化芸術活動の持続的発展を図る取り組みを支援しています。

 この度、令和4年度の第2回公募(スタートアップ/個人)にて審査を行い、8件の応募の中から6件を採択しました。採択率は75%でした。短い募集期間にもかかわらず、事業を計画し、煩雑な書類をご提出いただいたみなさまに心より感謝を申し上げます。

 選考では、要件・資格審査を終えた申請について、アドバイザリーボードによるプレゼンテーション審査会を実施し、その後、ボードメンバーが公募要領に公開されている基準に沿って採点を行ない、すべての事業について全員で議論を尽くした上で、採択を決定しました。

 これをもって今年度の募集は終了となりました。全体では、51件の応募から22件を採択し、採択率は43%でした。沖縄アーツカウンシルと県にはここまでの振り返りと次年度に向けた制度改善を期待します。

 これまでと今回の選考を通じて、本事業の主旨の一つは、地域や文化芸術コミュニティの中から生まれつつある新しい流れ、交流、育成の動きなどを支援することと考えられました。逆に、補助金獲得のために半ば無理に企画内容と社会課題を結び付け、よくある言い回しでその解決をアピールするような、意識の形骸化を感じさせる申請書は、高評価できない場合がありました。

 私たちは、沖縄アーツカウンシルによる支援の意義を以下の諸点に認めています。
1)一つひとつの相談や事業に丁寧に寄り添い、文化芸術に乱暴に介入しないこと。
2)支援する側と受ける側がともに学び合い、ともに育ち合う関係を目指していること。
3)評価の定まった活動の補助ではなく、実践を通じて伸びていく活動を支援していること。

 このような支援を必要とされる方は、ぜひ次年度以降の支援事業への応募をご検討ください。私たちは、沖縄アーツカウンシルの魅力的なプログラムオフィサーたちが沖縄の文化芸術の豊かな基盤形成をさらに進めてくれることを信じています。他方で、プログラムオフィサーの人数が減る中で支援事業が増え、ハンズオン支援の質が下がることのないよう、県には制度的な措置を願いたいと思います。私たちアドバイザリーボードは、この極めて意義深い支援を10年以上続けている県文化振興課と県文化振興会に敬意を表し、さらなる発展に向けてエールを送ります。

 県内で文化芸術に関わる方には、引き続き沖縄アーツカウンシルにご注目いただければと思います。支援事業の採択の有無にかかわらず、みなさまのさらなるご活躍を祈念しております。

沖縄アーツカウンシル アドバイザリーボード
仲田美加子、林立騎、宮城潤、若林朋子