OKINAWA ARTS COUNCIL

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沖縄アーツカウンシルとは ABOUT US

目的MISSION

沖縄は、古来、アジア諸国との交易を通じて多様な文化芸術を受け入れ、沖縄の精神的、文化的風土と融合させることで、亜熱帯の海に囲まれた美しい島々に、独特の文化芸術を育んできました。
文化芸術は、長い歴史の過程で積み上げられ、伝えられてきた英知の結晶であり、人々が心豊かに生き、活力のある社会を築き、世界と友好を深めていく基盤として、本県の発展に欠かせないものです。(沖縄県文化芸術振興条例前文より)
こうした認識に立ち、私たちは、本県の多様で豊かな文化資源を活用した文化芸術活動の持続的発展を図ることを目的に、沖縄版アーツカウンシル機能を導入した「沖縄文化芸術の創造発信支援事業」に取り組んでいます。

Since ancient times, Okinawa has been exposed to various cultures by trading with other Asian countries. Okinawa has cherished the arts and culture that are unique to these beautiful subtropical islands by assimilating those of other Asian cultures with the ethos and cultural climate of Okinawa.
Arts and culture are the result of ancestors’ wisdom gathered over a long period of time. In order to make a spiritually affluent lifestyle for the people here, to create a vibrant society, and to build friendships with the rest of the world, it is essential that Okinawa Prefecture further develops its arts and culture into the future (excerpt from the preamble to the Okinawa Arts and Culture Promotion Ordinance).
In recognition of the above, and utilizing the Arts Council Okinawa project, we aim to implement the project to support the creation and sharing of Okinawan culture and arts in order to promote the continued development of artistic and cultural activities, using Okinawa’s rich and diverse culture.

関連する条例・施策

特徴と役割OUTLINE

「沖縄文化芸術の創造発信支援事業」は、沖縄県から委託を受け、県内の文化芸術団体に補助金を通じて支援を行っています。

Features and Roles of the Project
Designated by the Okinawa Prefectural Government, the project to establish an environment to support Okinawan arts and culture aids art- and culture-related organizations in Okinawa by providing financial support.

沖縄アーツカウンシルは、文化芸術分野の専門家で構成されるアドバイザリーボードを設置し、寄り添い型のハンズオン支援を行うプログラムオフィサーを配置しています。アドバイザリーボードは、事業の選定及び評価・検証、プログラムオフィサーはハンズオン支援や相談業務のほか、県内の文化芸術の活動状況を踏まえた助成制度の構築を行っています。

In consultation with an advisory board consisting of a group of experts in the field, the Okinawa Arts Council provides hands-on support through program officers. The advisory board evaluates and approves programs. Along with providing hands-on support and playing an advisory role for each program, program officers help establish various grant programs depending on each arts and culture activity.

沿革HISTORY

平成5(1993)年度 財団法人沖縄県文化振興会設立

Okinawa Prefectural Foundation for Cultural Promotion established
平成23(2011)年度 公益財団法人沖縄県文化振興会へ名称変更。
沖縄県の組織改革により文化観光スポーツ部が創設される。

Changed system to a public interest incorporated foundation: the Okinawa Prefectural Foundation for Cultural Promotion. Okinawa Prefectural Government underwent organizational reform and the Department of Culture, Tourism and Sports was established.
平成24(2012)年度 文化振興の主要事業として、一括交付金を活用した「沖縄文化活性化・創造発信支援事業」が5ヵ年計画でスタート。

As part of the cultural promotion main project, using government subsidies, a five-year project to support cultural creation and promote Okinawan culture was started.
平成29(2017)年度 「沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」が活性化・創造発信支援事業の後継事業として開始され、令和3(2021)年度まで実施した。

The project to establish an environment to support Okinawan arts and culture was set up to replace the project to support cultural creation and promote Okinawan culture. The project was finished in 2021.
令和4(2022)年度 環境形成推進事業の後継事業として、「沖縄文化芸術の創造発信支援事業」が開始。令和8(2026)年度までの継続を予定している。

プログラムオフィサーPROGRAM OFFICERS

チーフプログラムオフィサー
Chief Program Officers

  • 上地 里佳(Rika Uechi)

    宮古島市出身。大学院でアートプロジェクトの現場に携わったことを機に、2013年東京アートポイント計画「三宅島大学」で、2014年より富山県氷見市を拠点とするアートNPOヒミングで活動。2016年からはアーツカウンシル東京にて、東京アートポイント計画、Tokyo Art Research Labを担当し、2021年より現職。

プログラムオフィサー
Program Officers

  • 具志 幸大(Yukihiro Gushi)

    那覇市出身。琉球舞踊、琉球古典音楽実演家。沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科修了。2022年より現職。2001~2002年世田谷パブッリックシアター&佐敷町シュガーホール共同製作「音楽劇ふたごの星」出演。2006年、2021年舞踊リサイタル開催。2008年古典音楽と創作曲による演奏会開催。これまで12年間にわたり県内の高校生に琉球芸能を指導。2025年1月13日、芸道40年記念公演を、国立劇場おきなわにて開催予定。

  • 小川 恵祐(Keisuke Ogawa)

    山形県出身。沖縄県立芸術大学大学院修了。2017~2022年南城市文化センターシュガーホールにて音楽公演の企画制作や教育事業を担当し、2022年より現職。並行してフリーランスの舞台芸術制作者として、琉球芸能や現代音楽、現代演劇、コンテンポラリーダンス等のプロジェクトに取り組んできた。

  • 橋口 知佳子(Chikako Hashiguchi)

    栃木県出身。大学で建築・まちづくりを学んだのち、大学院で文化施設での文化芸術活動に関する研究を行った経験から、全国の劇場・ホール施設の計画・設計のコンサルティングを行う会社に就職。3年間従事した後沖縄に移住し、2022年より現職。

  • 喜舎場 梓(Azusa Kishaba)

    那覇市出身。沖縄県内の民間劇団にて、16年間、舞台制作・芸能マネージャーとして従事。地域課題の解決・緩和に向けた演劇ワークショッププログラムを開発するなど、ワークショップコーディネーターとしても活動している。主なプロデュース公演に、令和3・4年度文化庁戦略的芸術文化創造発信支援事業「黄金文化再発見」(主催:日本劇団協議会)などがある。2023年より現職。

  • 国永 美智子(Michiko Kuninaga)

    石垣市出身。台湾の大学院修士課程で八重山と台湾の関係について研究したほか、与那国町久部良小学校と台湾の小学校との児童宿泊交流で通訳兼コーディネートを担当。日本の大手新聞社台北支局での助手や、石垣市文化財課の発掘作業調査員や営業職に従事。共編著に『石垣島で台湾を歩く』(沖縄タイムス社/2012年)。2021年より沖縄県文化振興会で文化観光戦略推進事業、文化資源を活用した沖縄の魅力アップ支援事業を担当。2024年より現職。

文化専門員

  • 奥間 恵(Megumi Okuma)

    宜野湾市出身。沖縄県内の飲食チェーンで20数年企画・開発の業務に携わり、主に商品開発を担当。その後ショッピングセンターのカスタマーサポート業務、航空会社のサービス及びオフィスワークに携わり、2024年より現職。

文化嘱託員

  • 八巻 真哉(Shinya Yamaki)

    愛知県出身。前職では京都府文化スポーツ部 文化スポーツ芸術課に所属し、地域文化振興担当として、京都府域展開アートプロジェクト事業や京都府地域文化創造促進事業等のプログラムディレクターを務める。京都府地域文化創造促進事業では、文化活動を支援する専門人材(地域アートマネージャー)を京都府の広域興局に配置し、それぞれの地域で文化活動を支援する体制を作っていった。