過去の公演

公演名:平成30年度 宮古島公演

  • 開催日時平成31年2月9日(土) 開演17:00(開場16:30)
  • 場所マティダ市民劇場
  • 連絡先整理券について 0980-77-4946(宮古島市教育委員会)
    公演について  090-3192-6249(あしび芸能座・末吉)
  • 料金無料

第47回 沖縄県芸術文化祭 舞台部門

平成30年度 宮古島公演

古典音楽舞踊「本花風節」

城間德太郎(人間国宝 国指定重要無形文化財琉球古典音楽歌三線)
箏 城間安子(県指定無形文化財 琉球古典音楽箏曲)

古典舞踊「柳」

島袋君子(国指定重要無形文化財古典舞踊保持者)

解説 組踊を楽しむ

組踊「二童敵討」

1719年、中国からの使者を歓待するため苜里城で演じられた、組踊の最初の作品。玉城朝薫は5つの組踊の傑作を残し、組踊の祖と讃えられました。今回は、300年前、初めて上演された2作品のうち「二童敵討」をご覧いただきます。
物語は、兄弟が父の仇を討つ仇討ち物。阿麻和利は邪魔者の護佐丸を滅ぼし、やがては首里城をも攻め天下を取る野望を抱いていました。ある日家来を連れて野遊びに出かけます。
護佐丸の遺児、鶴松・亀干代は仇討ちを決意、母親に別れを告げ阿麻和利のもとへ向かいます。美しい踊り子姿の兄弟を見た阿麻和利は宴へと招き入れ、油断し酒に酔い、あっけなく討たれてしまうのでした。
天下を狙う鋭さ強引さ、美少年に酔い酒に酔う滑梏さ。豪傑と言われた阿麻和利の二面を描いています。

<配役>
・阿麻和利     宇座仁一(組踊実演家 伝承者 宮城元流能史之会師範)
・鶴松       東江裕吉(組踊実演家 伝承者 玉城流玉扇福珠会師範)
・亀千代      賀数幸雅(国指定重要無形文化財「組踊」保持者)
・母        島袋光尋(国指定重要無形文化財組踊立方保持者)
・共一       山入端實(組踊伝承者)
・共二       佐渡山開(NPO法人尋藝能塾生)
・共三       儀保政彦(国指定重要無形文化財組踊立方保持者)
・きょうちゃこ持ち 伊佐幸子(玉城流冠千会師範 空手古武道師範 琉球結髪師範)

<地謡>
・歌三線  宮城康明(国指定重要無形文化財三線音楽保持者)
・歌三線  喜納昌盛(琉球古典音楽野村流保存会師範)
・歌三線  渡久山英男(琉球古典音楽野村流保存会師範)
・箏    比嘉玲子(琉球箏曲保存会師範)
・笛    仲田治巳(琉球古典音楽野村流保存会師範)
・胡弓   祖堅信義(琉球古典音楽野村流保存会師範)
・太鼓   石嶺哲(光史流太鼓保存会師範)

解説 沖縄芝居を楽しむ

沖縄芝居「棒しばり」

大和の狂言「棒縛」を元に、沖縄芸能の要素を取り入れ面白おかしくアレンジしたウチナー口の舞踊劇です。
出かける事になった酒好きの主人は、隠してある酒を下男に盗み飲みされないよう棒で縛ります。しかし主人が出かけると下男2人は知恵を絞り縛られたまま酒を飲み、ほろ酔い気分。そこへもう1人の下男も加わって飲めや歌えの大騒ぎ。やがて主人が帰って来て…

<配役>
・屋敷の主人  当銘由亮(沖縄芝居歌劇実演家)
・下男 太良  前川守賢(沖縄芝居歌劇実演家 民謡唄者)
・   三良  平敷勇也(沖縄芝居研究会 創作舞踊集団結華会長)
・   亀謝  仲宗根創(琉球民謡協会教師)