過去の公演

公演名:平成25年度 久米島公演

  • 開催日時平成25年12月27日(金) 開演18:00(開場17:30)
  • 場所具志川農村環境改善センター
  • 連絡先098-878-2001(一般社団法人 伝統組踊保存会)
  • 料金入場無料

第42回 沖縄県芸術文化祭 舞台部門

平成25年度 久米島公演

第一部 舞踊

本花風 谷田嘉子(玉城流扇寿会家元)
汀間当 金城美枝子(玉城流扇寿会家元)
木綿花 比嘉美好(玉城流扇寿会 琉舞 国伝承者)
    安次嶺律子(玉城流扇寿会)
    赤嶺美智子(玉城流扇寿会)
    浦崎みゆき(玉城流扇寿会)

歌舞劇「戻り籠」

宇座仁ー(組踊伝承者)
宮城茂雄(組踊伝承者)
上原信次(組踊研修生)

古典音楽独唱

二揚下出仲風節 前川朝文(野村流伝統音楽協会)
二揚仲風節   中村一雄(野村流伝統音楽協会)
箏       中島美幸(琉球箏曲興陽会)

第二部 組踊「花売の縁」

首里の士族、森川の子は生活が苦しくなり、単身で山原に出稼ぎに行ったまま音信不通になります。十数年が経ち、妻の乙樽は生活に余裕ができたので、子どもの鶴松とともに夫の森川の子を探しに山原へ向かいます。
道中、猿回しの芸を楽しんだり、薪取りの老人から夫の消息を聞く母子。しかし、森川の子は苦しい生活が続き、最近は行方が分からないとのこと。「塩屋田港に行けば、消息をつかめるかもしれない」という薪取りの言葉を頼りに、親子は急いで田港に向かいます。田港村に着くと、ちょうど花売りの男がやって来ます。乙樽は男に踊りを踊らせ、「梅の花がほしい」と持って来させますが、実はこの花売りこそ夫の森川の子でした。梅の花を渡そうと乙樽の顔を見た途端、森川の子は慌てて小屋に隠れてしまいます。「あわれな姿を見られるのがつらい」と言う森川の子に対し、乙樽は「暮らしにも余裕が出来たので首里に戻り、我が子を一緒に育てるように考えてください」と言葉をかけます。森川の子は、その言葉に心を決め小屋の戸を開け、親子三人はとうとう再会を果たします。

監修 / 眞境名正憲 (重要無形文化財「組踊」(総合認定)保持者)
解説 / 前川朝文(伝統組踊保存会事務局長)

<配役>
・森川の子 神谷武史
・乙樽   田口博章
・鶴松   長嶺劉
・猿引き  海勢頭あける
・猿    神谷武之心
・薪取   眞境名正憲
・後見   糸満和美


<地謡>(野村流伝統音楽協会)
・歌三線 前川朝文
     中村一雄
     砂辺孝真
     國吉啓介
・箏   大城幸枝(琉球箏曲興陽会)
・笛   中村昌成(野村流古典音楽保存会)
・胡弓  栄野元弘(野村流伝統音楽協会)
・太鼓  宇座善憲(徳八流太鼓保存会)

主催:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
共催:公益財団法人九州文化協会、久米島町、久米島町教育委員会、国頭村、国頭村教育委員会