第45回 沖縄県芸術文化祭 舞台部門
天川 島袋君子(沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統舞踊」保持者)
本花風 玉城秀子(重要無形文化財「琉球舞踊」(総合認定)保持者)
王命を受けて北山の風俗改めに行くことになった伊祖之子は、後妻の乙樽に子供の思鶴、亀千代の留守中のことを頼んで出かける。
しかし、乙樽は思鶴に雪の中で綛を掛けさせたり、積もった雪を払わせたりする。
ある日思鶴は、雪中に追い出され倒れてしまうが、帰宅途中の伊祖之子に助けられる。
伊祖之子は乙樽に事情を聞くが、偽りの返答に立腹、斬ろうとするが、二人の子供が命乞いをし、乙樽は改心して和睦に暮らすことになる。
演技指導 / 島袋光尋(重要無形文化財「組踊」保持者)
<配役>
・伊祖之子 山入端實(組踊伝承者)
・乙樽 島袋光尋(重要無形文化財「組踊」保持者)
・思鶴 嘉数幸雅(組踊伝承者)
・亀千代 佐渡山開(組踊伝承者)
・供 佐渡山晴(組踊伝承者)
・母 島袋君子(沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統舞踊」保持者)
看板屋の主人板倉は北海道で倒れているところを、庄吉の父に助けられる。
一人前の看板職人になったある日、庄吉の父が病に伏し、庄吉の後々のことを頼むと養育費200万円を渡される。
そして、成人したら娘の染子と結婚させて跡を継がせると約束をするが…。
沖縄に戻った板倉は、金に困り金満家の岩崎に染子を嫁にと資金援助をうける。
庄吉は悲しみの中酒浸りに…。
庄吉に想いを寄せるカフェの娘、美代子が優しく慰め、そして二人は恋仲に…。(原作·上間昌成)
演技指導 / 仲嶺眞永(沖縄県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者)
<配役>
・板倉 仲嶺眞永 (沖縄県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者)
・庄吉 糸数きよし(琉球歌劇伝承者)
・染子 宮城尚子 (琉球舞踊伝承者)
・留公 上間朝子 (琉球歌劇伝承者)
・太田 具志清健 (琉球歌劇伝承者)
・美代子 宮城能香 (琉球舞踊伝承者)
・岩崎の旦那 島袋光尋 (重要無形文化財「組踊」保持者)
・チャラ子 比嘉雪乃 (琉球舞踊伝承者)
・木村の奥様 小林美奈子(琉球歌劇伝承者)
・酔客 山入端實 (組踊伝承者)
<地謡>
・歌・三線 照喜名進 (重要無形文化財「組踊」保持者)
・歌・三線 花城英樹 (組踊伝承者)
・琴 安慶名久美子(沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統音楽箏曲」保持者)
・笛 我那覇常允 (組踊伝承者)
・太鼓 宇座嘉憲 (重要無形文化財「組踊」保持者)
重要無形文化財保持者等公演では、公演鑑賞をより楽しんでいただくためのワークショップを実施します。ぜひ足をお運びください。
主催:公益財団法人沖縄県文化振興会
共催:沖縄県、九州文化協会、宮古島市、宮古島市教育委員会、与那国町、与那国町教育委員会