職員からのメッセージ|麻生 佐矢香(プログラムオフィサー)

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Q1.どんな学生生活を過ごしましたか?

アルバイトの弁当屋やホテルの配膳先とアトリエを往復する日々でした。
ひたすらアトリエに籠り制作を続けていました。
また画材費の捻出のために1年から奨学金制度を利用しています。学部後半は学生結婚や出産もあり、教育課程は修士から始めました。

Q2.沖縄県文化振興会を選んだ理由を教えてください

きっかけはアーツカウンシルのFacebook記事に「子育て中でも大丈夫」と見つけたことです。
私の場合は勤務時間にゆとりのある職場が必要でした。
また沖縄の芸術文化について学ぶことができ、活動をしている各団体のサポートができる。他にはない魅力的な職場です。

Q3.現在の仕事内容を教えてください

私はプログラムオフィサーとして「沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」の採択団体と沖縄県との仲介役をしています。
補助金を適正に活用していただくために書類整理や経理関係の確認、事業の立ち合い、広報のお手伝いなど団体のサポートを行っています。

Q4.これまでに一番印象に残った仕事・エピソードを教えてください

地域サポートわかさの「パーラー公民館」が印象的です。
あけぼの公園内で月1回開館する移動型公民館。何もしない通常開館と創意工夫溢れるワークショップを開催し、曙の子どもたちを中心に様々な世代の大人が関わりを持つ、とても豊かな空間です。ぜひ一度検索を。

Q5.仕事中、大切にしていることはなんですか?

各団体の1、2年後やその後について考えています。
沖縄県との仲介や書類整理、各事業の取組に立合い、内容の把握や共有をするのは重要ですが、その活動の波及効果や後にどう活かされるのかなど、団体の目標とズレが無いように意識しています。

Q6.あなたの専門知識が仕事で活きたと実感したことはありますか?具体的に教えてください

アート関係の事業では展示の際にインスタレーションの作品や写真、絵画を扱う場面があるので、その際に基礎知識が役に立ちます。
また、立ち合いの際に道具を作るお手伝い等、細かいところで工作好きが発揮できます。
毎月行う相談会ではアート系の相談を受ける際に専門の知識が活かせていると感じます。

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毎月行う相談会のポスターではイラストも担当

Q7.芸術活動は続けていますか?

小作品やドローイングの制作を続けています。
仕事や家庭の中でヒントをもらう事も多いので、テーマには困りません。
学生時代のスピード感ある制作は出来ませんが、その中で生まれるものもあり、ゆっくりと制作を行っています。

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Q8.学生のみなさんへのメッセージをお願いします

技芸や技術の習得が第一ではありますが、他専攻や他大学、外部とのイベントや企画など行うと視野が広がり、卒業後の活動が大きく変わると思います。
ぜひ、思いついたことや面白いと思った事、企画、展示会またその運営を経験してください!!

麻生 佐矢香(あさお さやか)
公益財団法人 沖縄県文化振興会 文化芸術推進課
沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業 プログラムオフィサー

1984年生まれ 那覇市出身 沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科 絵画専修 修了
外間あさおの名で活動中
夫は同大学絵画専攻出身の絵本作家、あさおよう

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