平成27年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業 一般提案事業における実績および成果報告

平成27年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業 一般提案事業における実績および成果を公表します。なお、平成28年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業の新規一般提案事業は平成28年4月25日正午まで公募しております。

【一般提案事業】

本県の多様で豊かな文化(沖縄文化)の活性化や、芸術文化の創造・振興・発信の一層の推進を支援するため、様々な分野の芸術文化活動、地域の芸能・ 行事等の文化資源を活用した取り組みや、アートマネジメントを含む広く沖縄文化の担い手や継承者の育成などの各種取り組みに対し費用を補助する事業です。最長で3か年継続申請することができます。

 

※平成28年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業 一般提案事業公募に関しての情報はこちらをご覧ください。

平成28年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業 一般提案事業公募開始及び事業説明会のお知らせ

 

参考:平成27年度沖縄文化活性化・創造発信支援事業 一般提案事業公募について

http://okicul-pr.jp/200_/240_/2015-04-02-16-00.html


◆事業区分 (1)

県内の文化芸術関連事業者の組織化、マネジメント力強化に資するインキュベート事業

 

【企画プロデュース能力のある開かれた小劇場開設とネットワーク形成のための調査研究】

事業者名:一般社団法人おきなわ芸術文化の箱 (新規)

事業目的:

小劇場開設に向けた基盤づくり。県外視察からのノウハウの構築 県内の文化芸術関連事業者の組織化、マネジメント力強化

事業内容:

1.本土の小劇場視察・研究・ネットワーク構築
2.視察報告会(県内演劇関係者と共有)
3.県内演劇関係者向けワークショップ&実践ワークショップ
4.小劇場開設の基本方針取りまとめ
5.マネジメント人材の発掘

事業の成果:

地方における演劇との取組み方や仕組み、地域との関わり方、資金調達等様々な参考となる情報を得ることが出来た。また当事業を通じて県内の演劇関係者のみならず、その他の分野の社会領域の関係者ともネットワークの構築が進んだ。

精算額1,400,000円

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【「Mabuni-peace トリエンナーレ」実施に向けた基盤整備事業】
事業者名: 特定非営利活動法人琉・動・体 (新規)

事業目的:

沖縄で、平和への願いをテーマとする国際美術展を開催するため、県内外の文化芸術関連事業者などとの連携を図り組織化を目指し、マネジメント力強化に資するインキュベート事業。

事業内容:

・戦後70年沖縄美術プロジェクトすでぃる-REGENERATION事業
・Mabuni-peaceトリエンナーレ実施に向けた研修事業
・アーティスト啓発事業

事業の成果:

本事業を進めることで、多種多様な人や活動を繋げるためのプラットフォームの構築を図っているが、本年度も様々な出会いを生み、新たな連携を築くことができた。

精算額1,846,000円

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【舞台芸術の手法を活用したワークショップの人材育成および組織基盤づくり】
事業者名:株式会社TEAM SPOT JUMBLE (新規)

事業目的:

演劇を活用したワークショップで、人々の豊かな情操を養い、社会を生きる上で必要とされるコミュニケーション能力の育成を図ることを目的とし、企画・運営・実施ができるよう組織基盤をつくる。需要に対応出来る人材を育成する。

事業内容:

1.演劇を活用したワークショップのファシリテーター・コーディネーター育成事業
2.各分野の専門家への聞き取り調査

事業の成果:

ファシリテーター養成講座の受講者定員を30名に設定していたが、50名の応募があった。体験だけでなく、プログラム作りまで進み、弊社が予め定めた評価基準を元に、9名技能取得者として認定した。シンポジウムにて、教育や福祉などの地域づくりやコミュニケーションを育む為に「ワークショップ」がいかに有効であるかが話し合われ、参加者と共有することができた。

事業関連URL:http://teamspotjumble.ti-da.net/

精算額3,381,000円

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【沖縄民謡のプラットフォーム組織設立に向けた現状調査と中長期計画策定事業】
事業者名:沖縄音楽創造機構(OMF) (新規)

事業目的:

沖縄民謡の活性化、普及と継承、後継者育成に向けて、民謡界全体が協働して持続的に取り組んでいくための、官民一体となった体制作りを目的とする。

事業内容:

1.プラットフォーム組織の設立に向けた検討(中長期計画の策定)
2.沖縄民謡の現状調査

事業の成果:

プラットフォーム組織の設立に向けた検討(中長期計画の策定)
県内民謡団体(およそ30団体)の内、17団体、1社が説明会・意見交換会に参加。プラットフォーム組織化に向けた意識が高まった。

補助確定金額:1,326,000円

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【沖縄デジタル・アーカイブ協議会発足による情報の集積と配信の活性化】
事業者名:株式会社シネマ沖縄 (新規)

事業目的:

県内のデジタルアーカイブ組織を連携し、情報の収集と、利用を促進し、新たなイノベーションを生み出すインフラを構築。将来的に県立デジタル・アーカイブセンターの設立を目指す。

事業内容:

県内アーカイブ組織(官営、民間)、教育機関との会合の場を作り、現状の把握と、今後の展開についての協議。さらに民間への啓発活動を行って行きます。
(1)協議会設立 (2)事業マニュアルの作成 (3)人材育成セミナー (4)啓発イベント

事業の成果:

沖縄県内のアーカイブ関連組織のリスト化.全体像が俯瞰でき、今後のネットワークの作り方など検討できるようになった。
意見交換会などを実施、協議会発足とそのマニュアル作りに動き出した。人材育成としてセミナーを開催。18名が受講した。啓発活動として、シンポジウムを開催。35名が参加した。

精算額3,720,000円

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【琉球交響楽団の組織強化および中長期ビジョンの策定】
事業者名:特定非営利活動法人琉球交響楽団 (継続2年目)

事業目的:

琉球交響楽団の組織体制強化及び中長期計画策定

事業内容:

1.琉球交響楽団の意識改革のための研修
2.中長期計画策定のための実践ゼミナールへの参加
3.事務局体制の強化(専門人材の雇用)

事業の成果:

(1) 団員の意識改革のための研修については、2回の計画に対し2回実施
1. 「効果的な広報・宣伝にまつわる制作業務について」研修
2. 「交響楽団のファンドレイジングについて」研修
(2) 中長期計画策定のための実践ゼミナールへの参加
1.静岡文化芸術大学が実施している「文化施設・実演芸術団体のためのアートマネジメント実践ゼミナール」に団員2名が参加
2. 計画策定にあたっては、法人内に中長期計画策定委員会を設置するとともに、団員12名からなるワーキングチームを設置して検討を行った。
(3) 事務局体制の強化(専門人材の雇用)
1. マネジメント担当の職員2名を採用、また、年度途中から市町村及び企業等の意向調査、その分析等を実施するため事務局体制の強化を図り、組織的にマネジメント力を向上させた。

精算額3,341,000円

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【那覇まちなか交流スペースの創出と運営に向けた取り組み】
事業者名:一般社団法人沖縄コンテンポラリーアートセンター (継続2年目)

事業目的:

芸術文化で沖縄に新たな価値観、独自の文化環境の形成をもたらすような場として多目的で開かれたコミュニケーションの拠点の創出と運営

事業内容:

1.交流スペースの確保と運営
2.運営サポーターの組織化
3.地域住民の参加によるプロジェクト開催
4.他領域とのコラボレーション活動

事業の成果:

7つのワークショップ、トークイベントを開催した。スペース解放時にはスタッフが常駐し外来への対応が円滑に行えるようになり、スペース活動内容の周知、認知につながった。新たな地域との関わり方を探るため、若狭公民館や地域サポートわかさ定例会、若狭児童館と積極的な意見交換を行った。コラボレーションの取組みとして現代美術センターCCA北九州の方々と意見交換会を実施した。

事業関連URL:https://www.facebook.com/ocacjp/

精算額2,621,000円


◆事業区分(2)

沖縄文化の担い手・継承者の育成及び新たな文化創造の仕組みづくりに寄与する事業

 

【沖縄の伝統的な料理の保存継承方法を検討する委員会の設立とそれに伴う人材育成】
事業者名:松本料理学院 (新規)

事業目的:

沖縄の伝統的な料理を保存継承するため、県内の沖縄料理・琉球料理関係者を集めた評議委員会の設立と、それに伴う人材育成

事業内容:

県内の料理教室主催者、料理研究家、沖縄料理・琉球料理店関係者の洗い出しと委員会の人選を行い、今年度内に委員会を設立。委員会を開催し、伝統的な沖縄料理の保存継承に向けての方法を議論していく

事業の成果:

県内の琉球料理店、料理教室等、食文化の現状、動向を把握、整理するとともに、民間企業有志により「琉球食文化ラボ委員会」(全6回)を開催し、沖縄の伝統的な料理を保存継承に対する機運の醸成および基盤づくりができた。
あわせて、韓国の食文化都市の先進事例である全州市およびソウル市を訪問、ヒアリング調査を実施し、沖縄県内の課題・問題点および今後の取り組みの方向性が明らかになった。

精算額1,052,000円

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【東京五輪を契機とした伝統組踊の展開事業】
事業者名:一般社団法人伝統組踊保存会 (新規)

事業目的:

1.伝統組踊の県内外への普及啓発
2.財政基盤確立のための賛助会員の獲得

事業内容:

1.横浜能楽堂との提携事業
2.事業概要賛助会員制度の確立事業

事業の成果:

横浜能楽堂との提携事業により、県外での組踊の関心度が増加傾向にある。賛助会員制度の確立事業により、事務所体制の基盤と組踊ファンを確実に取り込む環境が整った。

精算額5,000,000円

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映画祭<KIFFO>を活用した映画普及活動と人材育成および組織づくり
事業者名:株式会社ククルビジョン (新規)

事業目的:

沖縄の子供たちが、多様な文化を体験できる映画祭を通じ、感じたことを表現して自らの感性に自信を持ち、同時に他者の感性も尊重できる人間作りの場を目指す。また、その意義を理解し子供たちを支える映画祭運営スタッフを育成する。

事業内容:

1.自己肯定的な人材育成のための こどもワークショップ
2.映画祭運営スタッフ及び組織づくりのための 大人ワークショップ
3.上記の成果発表の場としてのKIFFO映画祭本番運営

事業の成果:

「こどもたちの視点を大事に運営すること」を目的に映画祭運営大人ボランティアスタッフワークショップを開催した。こどもワークショップを通してこどもたちが自発的に協力し、考え発言しやすい環境づくりをした。映画祭を通して参加者間の自発性や連携が深まり、今後継続して映画祭を運営していく取り組みにつながる具体的な課題や意識を共有することができた。

事業関連URL:http://www.kiffo.kukuruvision.com/

精算額1,977,000円

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オルタナティブスペース構築に関わる調査・研究及び人材育成事業
事業者名:株式会社芸苑 (継続?年目/新規)

事業目的:

・ジャンルを超えた芸術家及び観客との交流を生みだすプラットホームとして、開かれたオルタナティブスペースを構築するための調査及び人材育成。
・社会的課題の解決を見据えた企画を生みだす、プランナーの人材育成。

事業内容:

1. 先行事例の調査・研究事業
2. 実験的企画を通しての人材育成事業
3.活動内容等の情報発信事業

事業の成果:

県内先行事例を調査することで、他分野スペースとのネットワークが構築された。また、その結果「特別で」「上質な」場としてブランディングしていくべきという方向性を見いだせた。また実験的企画を通して、継続的に沖縄の伝統芸能に興味を持ってもらうためのコンテンツ作りを、講師の方と協働して構築できる人材育成ができた。加えてフェイスブック・パンフレットでの発信により、不特定多数のターゲットに活動を紹介することができた。

事業関連URL:http://geienokinawa.tumblr.com/

精算額848,000円

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公民館を活用した芸術文化発信事業
事業者名:特定非営利活動法人地域サポートわかさ (新規)

事業目的:

芸術文化団体や文化施設による普及啓発活動の顕在化及び公民館を活用した芸術文化による地域課題解決や地域ブランディングのモデル形成と関係機関のネットワーク構築

事業内容:

1.芸術文化団体及び文化施設の普及啓発活動に関する調査
2.公民館を活用した普及啓発活動の実施
3.ウェブサイトコミュニティFM等を活用した周知広報活動

事業の成果:

今年度は、沖縄県内の公立公民館を対象に実態調査を行った。公民館が果たしている役割や意義を感じるとともに、抱えている課題も明らかになった。調査の過程で、県内の各公立公民館はもとより、全国公民館連合会、沖縄県公民館連絡協議会、沖縄県文化協会、アートNPOリンクなどの各機関と連携、協力体制がつくれたことは今後の事業展開につながる。

事業関連URL:http://cs-wakasa.com/program

精算額3,056,000円

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【沖縄と近隣アジア諸国との文化交流ネットワーク構築と国際音楽見本市開催に向けた調査事業】
事業者名:株式会社クランク (継続2年目)

事業目的:

・音楽分野での、沖縄県とアジア諸国との文化交流ネットワーク構築
・国際的な音楽見本市開催に向けた下地作り
・海外へ沖縄音楽を発信するためのマネージメント人材の育成

事業内容:

・「WOMEX(the World Music Expo)2015」へスタンド(ブース)出展
・「Sound of the Xity」(北京)「Rain Forest Music Festival」(マレーシア)視察
・沖縄―アジア音楽ネットワーク会議の開催。ショーケース、ネットワーク会議、スタンド(ブース)も募集。
・ワールドミュージックに関する勉強会の開催
・ウェブサイト「Music from Okinawa」をポータルとして充実

事業の成果:

・音楽見本市「WOMEX(the World Music expo)」に2年連続でスタンド出展。公式カンファレンスで、韓国、中国の代表者とともに登壇し沖縄の音楽状況とビジョンを直接アピール。公式ショーケースにカチンバ4が出演。海外のプロモーターからオファー多数。マルチーズロックは、WOMEX会場でのCD配布をきっかけに、ポーランドの文化系ファンドからの招きを受け、2016年2月にワルシャワで公演を開催。
・「Trans Asia Music Meeting」(1月・那覇)に、アジア各都市のフェスティバル・プロデューサーを招待。ショウケースに出演したthe youが、モンゴルの「PLAYTIME FESTIVAL」(2016年6月)に招待される。
・こうした沖縄音楽の海外発信の副産物として、沖縄音楽の活性が東京や他地方にも伝わった。「橋の下音楽祭」(愛知県)や「SUKIYAKI meets the World」(富山県)などワールドミュージック系のフェスティバルに、沖縄のアーティストが相次いで招聘される。
・沖縄のアーティストの意識も徐々に変わりつつある。Trans Asia Music Meetingでは、海外プロデューサーを招聘することで、TAMMに出演しない県内音楽家も20組以上が来場。全体的な意識の底上げになった。

事業関連URLhttp://musicfromokinawa.com/

精算額:9,816,000円

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【宮古・沖縄本島と連携した八重山芸能人材育成事業】
事業者名:合同会社白保企画 (継続2年目)

事業目的:

八重山芸能の抱える課題は、担い手である若者の将来の選択肢に、「芸能」というフィールドが意識されていないことである。若手自身の力量と芸能への意識を向上させ、将来的に芸能に関わることができる環境を整える為、上記の事業を行う。

事業内容:

(1)ステージ出演者オーディション事業 (2)宮古・沖縄本島との若手交流事業 (3)実演家講演会・鑑賞会事業 (4)ステージ開催事業 (5)ステージ説明会事業 (6)ステージ映像記録・発信事業 (7)人材育成エージェント研修視察事業

事業の成果:

(1)昨年よりオーディション参加者は減ったが、高校生の割合が上がった
(2)SNSや地元マスコミの活用により「夢ステージ」の認知度が上がった
(3)認知度の上昇により地元のイベント出演の機会が増えた
(4)実演家を招聘しての鑑賞会で子ども達の芸能の意欲が高まった
(5)事業終了後における芸大志望者数が昨年より増えた

精算額5,986,000円

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【ミャーク(宮古諸島)の伝承文化を紡ぐ地域教育プログラム】
事業者名:一般社団法人ATALASネットワーク (継続2年目)

事業目的:

ミャーク(宮古諸島)の伝承文化を紡ぐ地域教育プログラムをとおして、島の人材づくりをする。

事業内容:

ミャーク(宮古諸島)が有する豊かな口承文化をし、その継続的な担い手を育成することを目指して、主に出版や情報発信事業を行い、地域教育プログラムの情報発信と共有のための場を、座学・ワークショップなどとウェブ(電子書籍の配信)の双方を用い、出版・広報事業を展開していく。

事業の成果:

(1)「島を旅立つ君たちへ」制作、P52・2000部発行 島内の卒業生全員550人に配布
(2)「みゃーく市民文化センター」2回の講座を開催

精算額3,197,000円

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【沖縄のファッション文化を担う育成及び、県内ファッション業界の発展に向けたファッション人材ネットワーク構築事業】
事業者名:ファッションデザイナークラブ琉球(FDR) (継続3年目)

事業目的:

沖縄のファッション文化を担う人材育成及び、県内ファッション業界の発展に向けたファッション人材バンク構築

事業内容:

1.ワークショップ、シンポジウム開催などを通し県内デザイナー養成とネットワーク構築を図る。
2.若手の人材育成、市場開拓の一環として香港視察研修を実施し、現地ファッション関係者とデザイン教育機関との交流を図る。
3.県内ファッション業界に向けた、ファッション人材ネットワークの仕様・体制の検討を実施する。法人化による事務局体制を整える。

事業の成果:

主催事業のデザイングランプリを基盤に、年3回のワークショップ、年度末のシンポジウムを開催し、より多くの関係者にFDRの存在を知らしめ、学生や20代といった若年層とも多くの交流が持て、ネットワークも広がった。また香港視察研修派遣も継続して実施し、現地教育機関とも更なる連携がとれ、海外も視野に入れた沖縄ファッション界の発展・発信につなげる事業を実施した。

事業関連URL:http://fdr.okinawa/

精算額3,743,000円

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【ゆたしく、クラシック! 楽友協会おきなわネットワーク形成事業】
事業者名:一般社団法人楽友協会おきなわ (継続3年目)

事業目的:

沖縄県内におけるクラシック音楽愛好者層の拡大をはかる
沖縄県内の企業・自治体(市町村)・公立団体を対象として、連携事業の実現のための下地づくりをはかる
クラシック音楽を活用した社会との繋がりの手法を実験的に試みること

事業内容:

[普及啓発事業] 拠点コンサート「ゆたしくクラシック」の実施(全10回)  /ウェブサイトの運営/会員制度の導入と実施
[経済基盤構築事業] 県内企業との連携(タイアップ事業)のための下準備/県内各自治体(市町村)への連携公演を目指した営業/県内公立団体との連携公演を目指した営業  
[社会包摂事業] 病院や少年院など文化芸術にアクセスしづらい場へクラシック音楽を提供するプログラム開発、また、その関係機関との連携を持つためのトライアル

事業の成果:

拠点コンサート「ゆたしくクラシック」実施(全10回)により、県内クラシック音楽愛者層の新規開拓に努めた   
県内自治体(市町村)との連携公演を実現するための基盤づくり
クラシック音楽を活用した社会との繋がりの手法を実験的に試みた

精算額5,000,000円

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【本島と連携した宮古芸能後継者育成事業(離島芸能人材育成モデル事業)】
事業者名:合同会社宮古文化芸能社 (継続3年目)

事業目的:

宮古芸能独自の伝統芸能を次世代に引き継いでいく為の環境整備

事業内容:

(1)「第3回夢ステージ」出演者オーディションの開催 (2)宮古、八重山 合同稽古合宿の開催 (3)クイチャーフェスティバルへの「夢ステージ」30分出演 (4)「第3回 夢ステージ」開催(発表機会の創出) (5)小中学、高等学校の教職員を対象とした勉強会及び報告会 (6)ステージ映像・発信事業 (7)中学高等学校の学生を対象とした講演会開催 (8)宮古芸能発信の為、宮古島市や観光協会と連携した基盤づくり

事業の成果:

夢ステージを行ったことにより、教育現場や行政といった他分野の宮古民謡に対する意識の変化が目に見えてわかるようになってきた。子ども達の活躍の場が増え、演出構成できる機会も増えてきた。

精算額3,750,000円

 


◆事業区分(3)

新たな沖縄文化の創出、文化産業の創出等に寄与する事業

 

【県内芸術文化情報のオンラインプラットフォーム及びチケッティングシステムの構築事業】
事業者名:株式会社シュガートレイン (新規)

事業目的:

県内の芸術文化の産業化に資する、芸術文化情報の発信とチケット購入の効率性・利便性向上

事業内容:

(1)県内実演家へのwebチケットの普及活動 (2)webチケット普及のためのシステム導入のマニュアル制作・配布 (3)「RQ+」での継続的なインタビュー実施、イベント情報、スポット情報掲載 (4)「RQ+」のFacebook、Twitterアカウントの更新業務 (5)カルチャーサイト「CINRA.NET」での記事展開、集客施策

事業の成果:

・県内実演家へのwebチケットの普及活動
・webチケット普及のためのシステム導入のマニュアル配布
・「RQ+」での継続的なインタビュー実施・掲載
・「RQ+」での継続的なイベント、スポット情報掲載
・「RQ+」でのFacebook、Twitterアカウントの更新業務
・カルチャーサイト「CINRA.NET」での記事展開、集客施策

事業関連URL:http://rqplus.jp/

精算額5,000,000円

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【東アジア文化都市NAHA誘致をめざす連携構築及び調整活動事業】
事業者名:一般社団法人クラボ沖縄  (継続2年目)

事業目的:

那覇市を中心に、東アジア文化都市誘致のための連携の構築をめざす。また、他の関連分野とのネットワーク構築も行いつつ、文化芸術を振興する環境の整備をめざすことを目的とする。

事業内容:

東アジア文化都市NAHA誘致を含めた文化政策ビジョンの提言(提言書の作成、PRパンフレットの作成)
情報収集及び調整活動(勉強会1回を含む)
報告会の開催(1回)

事業の成果:

東アジア文化都市NAHA誘致を含めた文化政策ビジョンの提言 
情報収集及び調整活動(那覇市各部署を中心に東アジア文化都市について説明) 報告会を平成28年2月27日に開催 
 

精算額1,420,000円

 


◆事業区分(4)

芸術文化の普及啓発(アウトリーチ)に寄与する事業

 

【沖縄関連書の書評HP作成と沖縄関連情報の集約・発信及び批評ライターの発掘と育成事業】
事業者名:合資会社沖縄時事出版 (継続3年目)

事業目的:

県内外の沖縄本の情報を集約・整理し、発信及び普及活動を行い、県内・県外市場の掘り起こしを図る。そして、読者の目に触れにくい過去の名作を掘り起こして、既存の読者層に提供すると同時に、新たなる読者層の開拓にも務める。

事業内容:

(1)HP「The沖縄本.com」による沖縄本の情報集約及び発信。 (2)ライター養成講座の開講及びライター発掘・育成 (3)「名著復刻」の発刊 (4)電子書籍関連の調査、研究、県外調査 (5)「東アジア出版人会議」開催に向けての調査、研究

事業の成果:

1.HP「The沖縄本.com」による沖縄本の情報集約及び発信。書評ライブラリー5月1日配信開始、41本公開予定で全て公開済み。書評3本を追加掲載、計48本。県内新聞情報、沖縄本情報を継続掲載。
2.ライター養成講座の開講及びライター発掘・育成。ライター養成講座全8回終了。受講生31名、スポット受講18名中、7本エッセイ掲載。
3.電子書籍「名著復刻」の公開 10月?2月までに10本公開
4.電子書籍関連の調査、研究、県外調査。(「青空文庫」「高文研」「武蔵野書院」等を調査)「青空文庫」「研究社」「武蔵野書院」を10月に調査済。2016年1月には、石垣在南山舎と電子出版の可能性について協議を行った。
5.「東アジア出版人会議」の調査、研究。東アジア出版人会議の理事との打ち合わせを終了し、来年度の開催へ向け、県内での実行委員会を組織化完了。沖縄県内の主要版元の参加が決定。

事業関連URL:http://okinawabon.com/

精算額4,723,000円

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【ゆんたくミュージアムツアー(対話型鑑賞)ガイド育成と県内文化施設ネットワーク構築事業】
事業者名:NPO法人沖縄県立美術館支援会happ (継続3年目)

事業目的:

県民に新たな芸術鑑賞の機会を創出するため「対話型」鑑賞ツアーガイドを育成し、定期的なゆんたくミュージアムツアーの開催と、出前事業やまつりを通して周辺地域との連携を図る。

事業内容:

(1)ガイド育成講座 (2)ゆんたくミュージアムツアー (3)出前事業 (4)連携会議 (5)happまつり

事業の成果:

定期的なツアーを実施したことで、ガイドのスキルアップが図られ、ガイド同士が自主的に活動の場をひろげてゆくようになった。出前講座やhappまつりを通して、地域の学校や様々な団体との連携が深まり、継続的な協力関係を築くことができた。

事業関連URL:https://www.facebook.com/okinawahapp/

精算額2,938,000円

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クイチャーフェスティバル運営体制の強化
事業者名:一般社団法人んきゃーんじゅく (継続3年目)

事業目的:

宮古島の伝統芸能である「クイチャー」の普及と振興に関する活動である「クイチャーフェスティバル」の運営体制の強化を目的とする。

事業内容:

(1)運営体制の更なる強化 (2)パンフレット制作

事業の成果:

クイチャーフェスティバル運営体制の強化の取り組みは、保存協会やクイチャーフェスティバル出演団体を中心に話し合いを行った。関係団体との話し合いを進めるなか現在の運営体制を強化するのでなく、運営体制の変更を行いクイチャーフェスティバルを継続する方向へ進めていくことになった。

精算額:963,000円

 

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